硝子・住宅建材の専門商社 株式会社 三浦屋

経営:一覧

会社は、利益を出し続けないければいけません。
当たり前のことのようですが、現在の日本ではなかなか難しいのが現実です。
有名な大手企業でも、時に赤字に転落したりしています。
中小企業の中では、慢性的に利益の出ない構造になってしまっている会社もあるでしょう。

それに対して三浦屋はどうかと言うと・・・

平成23年3月期 売上高13億183万円  経常利益2,193万円
※決算月を9月から3月に変更につき半年の決算
平成22年9月期 売上高25億9,156万円 経常利益8,858万円
平成21年9月期 売上高21億7,265万円 経常利益5,053万円
平成20年9月期 売上高23億8,923万円 経常利益7,282万円
平成19年9月期 売上高24億8,774万円 経常利益1億1,055万円

金額の大小はありますが、過去5期すべて経常利益を出しています。
直近の5期すべて黒字の会社は少ないのではと、自負しています。

三浦屋では、平成15年から経営改革をスタートしました。
京セラの創業者稲盛和夫氏の経営手法を手本に、無駄を省き、体の隅々まで血が通った筋肉質の経営基盤作りを行ないました。
当初社員は戸惑いましたが、徐々に成果があがりはじめると社員は自信を持ち始め、経営改革はどんどんすすみました。
結果、経営改革をスタートしてわずか4年後の平成19年9月決算で、上記のように1億円を超える経常利益を出すことに成功したのです。
もちろん、社員の給与・賞与もアップし続けてのことです。
経営基盤の強化をすすめておいたおかげで、リーマンショック後も利益を出し続けることができました。

利益を出し続ければ、仕入先メーカー様も安心して三浦屋に商品を販売することができます。
お客様も、「三浦屋はしっかりした会社だ」と信頼してくれるでしょう。
将来の利益を生む投資もできるようになり、また社員の待遇を改善することができます。

会社経営にゴールはありません。
お客様のため、社員のため、仕入先メーカー様のために、今後も筋肉質の経営基盤の強化をすすめていきます。

昨年、今年の夏は、大変暑くなりました。
私が学生のころは暑い日で30度でしたが、昨年、今年の夏は30度が普通です。
35度以上になる日もしばしばありました。
温暖化の影響で、これは来年以降も続くでしょう。
こうなると、夏になると35度以上になることを前提とした職場作りをしなければいけません。
35度以上となると、社員にもコンピュータにもハードな環境です。

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暑さに対応した職場作りの第一弾として、本社のサーバー用ラックを購入しました。
写真だとわかりませんが、中は冷蔵庫のようになっています。
今までサーバーは本社電算室の一角に置かれていて、本社の気温が上がればサーバーに負担がかかるようになっていました。
実際問題、今年の7月にエアコンが壊れて本社の気温が40度近くなり、社員にもサーバーにも過酷な状況になってしまいました。
しかしこのサーバーラックがあれば、本社の気温に関係なく、サーバーラック内はいつも適切な気温で維持されることになります。

この他の暑さ対策については、次回以降紹介する予定です。

オーナー会社

オーナー会社

三浦屋は、「株式会社三浦屋」という社名からわかるように株式会社です。
株式会社であるから株主がいるわけですが、三浦屋の場合、株式のすべてを私及びその親族が所有しています。
いわゆるオーナー会社であり、もっと言えば、コテコテのオーナー会社です。
ある意味、特殊な株式会社だと言えます。

一般的な株式会社の場合、多数の株主が存在します。
当たり前のことですが、株主は資産運用のために株を購入します。
ですから株主にとって、株の配当金の増額、株価の値上がりが興味の大半です。
配当金の減額、株価の値下がりにつながるようなこと(特別損失、赤字事業)に対して、非常に厳しい目で見て意見を言い、責任を徹底追求します。
株主は、経営の内容に納得できなければ取締役の再任を否決し、新しい経営陣を選ぶ権利を持っています。
「厳しい」と思うかもしれませんが、これが株式会社の常識であり、これにより経営幹部が「収益性のよい仕事をしなければいけない」と考えるようになるわけです。

これに対して、オーナー会社である三浦屋はどうでしょうか。
代表取締役社長=筆頭株主ですから、株主総会で特別損失、赤字事業を非難されることはありません。
また、取締役の再任を否決されることもありません。
良く言えば、目先の利益にとらわれず中長期的な視野で仕事をすることが出来ます。
しかし悪く言えば、一般的な株式会社と比べると収益力に劣る会社になる可能性があります。
何故なら、特別損失(不良債権)を出しても、不採算事業(赤字を出しても)を行なっても、一般の株式会社ほど厳しく責任追求されないわけですから、社員の利益に対する執着心が劣るようになる可能性があるからです。

もし、三浦屋がオーナー会社でなかったら、どうなっているでしょうか。
一般的な株式会社と同様、株主から特別損失(不良債権)、不採算事業について徹底的に責任追求され、赤字の営業所は存続の意義を厳しく問われます。
役員および営業所の責任者は責任を厳しく追求され、改善スピードが遅いと判断されたら、社内外から新しい人材が登用されるでしょう。
赤字の営業所は、回復の見込みがなかなかたたなければ、閉鎖となります。

私の父(3代目社長)が(平成15年1月に)亡くなってしばらく、以下のようなことを聞きました。

「先代社長は優しかった」

「自由にやらせてもらった」

しかしその結果、ライバルと言われた同業者に大きく差をつけられてしまったのは事実です。
業績が伸び悩んでしまった原因を考えてみましたが、原因は以下の2点ではないかという結論に至りました。

(1)「株式会社の秩序・ルール・意味、オーナー会社の長所、短所」を社員に教育しきれなかった
(2)会社の経営理念を明確にして社員に伝えられなかった

社員が自由をはきちがえて、各自のベクトルが合わずに勝手に行動していたように思えます。
自由をはきちがえて行動していたのに対して、性格が優しい父(3代目社長)は厳格に注意出来ず、結果、会社にとって不利益になるような行動が野放しになり、責任も不明確になってしまったように見えます。
一般の株式会社であれば、株主からのチェック機能が働くことにより、このようなことは是正されます。
ところが三浦屋はオーナー会社であるために、社長が社長兼筆頭株主と一人二役になっていて、結果株主による「マイナス要因の排除機能」が働きませんでした。

過去、父(3代目社長)に怒鳴りつけた社員がいました。
オーナー会社の社長は、会社の重要案件、取締役会、株主総会の決定権を持ち、会社の所有者、出資者でもあり、連帯保証人でもあります。
まさに全てにおいて責任を負う存在です。
そういう存在であるオーナー社長に怒鳴りつける社員、あり得ない行為です。
このようなことを言うと「何も言えない社風になる」と言う人がいるかもしれませんが、それは違います。
意見があれば言えばいいし、自由闊達な議論はあってよいと考えます。
しかし、社員は以下のことに注意して発言すべきです。

(1)社長の考え方である「綱領」「経営理念」「社員の行動指針」を十分に理解したうえで、この考え方を前提に物事を考える
(2)三浦屋はオーナー会社であり、一般的な株式会社と比べ、株主による利益最優先の発想から社員が守られていることを自覚する
(3)議論した上での社長の最終決定には、異議申し立てはしないで従う

基本的な考え方の背景が同じでなければ、社内での議論は成り立ちません。
恩着せがましく言うつもりはありませんが、社員はオーナー社長に守られていることを自覚し、オーナー社長に対して敬意を持って接し、ライバル企業に負けないように一生懸命働くべきだと思います。
社長の最終決定に従わないということは、会社の秩序の乱れを意味します。
従わないのなら、自分で自分のケツを拭くべきです。
自分のケツを拭くということは、退職するか、私から経営の主導権を握るのに必要な株数を買い取るかです。

私は、社員がお客様と共に成長することにより会社が成長し、その結果、お客様、社員、会社が潤うようにしようを考え、行動、決断しています。
もし、私が最終決定をしたことに対して異議申し立てをするのが社員の総意だとするならば、私は何時でも経営権を譲渡する覚悟があります。
私には、株式を売却して別の人生を歩むという選択肢もあるわけです。
しかし、そんなことはしたいとまったく思いません。
私が小さい頃から楽しい生活を送ることができたのは三浦屋のお陰であり、今、私はその恩返しをしようと思い、三浦屋の経営のかじ取りをしています。

三浦屋はここ10数年、社員の入れ替わりと社員教育の徹底で体質がずいぶん変わりました。
改革が進み、業績も上向いてきました。
お陰さまで、平成22年9月決算は大幅な増収増益を成し遂げました。
決算月を3月に変えましたが、平成23年3月決算も良いものとなりました。
しかし、まだ過去の(誤った)考え方が一部の社員に残っているのも事実です。

世間一般では非常識なことでも、長年社内で通用していると、それが常識になってしまいます。
本当に恐ろしいことだと思います。
過去にはある程度配慮はしますが、あくまでも過渡期措置であり、その裁量は現社長にあります。
「改革賛成、個人の不利益反対」では、会社の秩序は保たれず、会社の成長はあり得ません。
今後もオーナー会社のメカニズム、綱領、経営理念、社員の行動指針を浸透させていき、オーナー会社のメリットを最大限に活かし、長期的視野を持って経営をしていくつもりです。